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サステナビリティ
利便性の高いプラスチック
今、私たちの身の回りは、プラスチックであふれています。
技術が進み、複雑な形を保ちながらも強度のある製品づくりが可能になった背景もあり、より多くの場面でプラスチックが採用されるようになりました。
生活家電や日用品から、スマートフォン・パソコン、自動車部品などの産業機器まで。手にしない日はなく、私たちの生活に無くてはならない存在になっています。
プラスチック製品と環境への配慮
2015年、国連サミットが「SDGs(持続可能な開発目標)」を発表しました。そのような時流のなかで、プラスチックにはゴミ問題、また海洋環境に影響を及ぼすマイクロプラスチック問題等を中心に、たくさんの関心が集まっています。
環境に配慮されたバイオマスプラスチックなども登場する中、プラスチック製品生産に関わる私たちも循環型社会を目指し、できることから取り組まなければならないと考えています。
01. 原料の有効活用
樹脂原料の再利用促進と生産工程でのムダ削減
粒断機による原料リサイクル率向上
当社オリジナルの裁断機構を持つ粒断機は、スプル・ランナをきれいな粒状にカットでき、樹脂原料の再利用を促進します。これまでの粉砕機では再利用が難しかった原料もリサイクル率が向上します。
生産工程の自動化で原料のムダを削減
「トータルリンク」は射出成形周辺機器を一括で設定・起動・モニタリングすることが可能です。生産サイクルを計算して管理することでムダな原料供給を抑制します。
02. カーボンニュートラルへの対応
成形現場の省エネ、CO2削減に貢献する製品群
ホッパードライヤー「断熱コート」装着
金属製のドラム内に樹脂を投入し、発熱ヒーターからの熱を送風し樹脂を乾燥させるホッパードライヤーは、自然放熱されます。
その自然放熱を断熱コートを巻き付けることで放熱を抑え、省エネにつなげます。
3kwh x 0.379 = 1.137kg
→人が1日に吐き出すCO2排出量と同等
ホッパードライヤー「排気熱交換器」装着
一般的にホッパードライヤーへ供給される熱風は、ドラム内を通過した後、室内へ自然排気されます。そのサイクロンを通過した排気を熱交換器を通して再度ドラム内に戻すことで、放熱を削減することができます。
5,750kwh x 0.379 = 2,179kg
→杉の木142本分が年間に吸収するCO2排出量に相当
除湿乾燥機「省エネモード」
除湿乾燥機は省エネが可能な「エコモード」を搭載しています。樹脂原料の種類によって、標準モードとエコモードを切り替えることでエア消費量を抑えることが可能です。
324kwh x 0.379 = 122.8kg
→車で横浜、琵琶湖間を走行時のCO2排出量に相当
トータルリンク「終了時周辺機器自動オフ」
「トータルリンク」は、生産予定個数が終了してロボットが運転停止したタイミングで自動で周辺機器に運転終了を指示することができます。ムダな運転を削減し、省エネにつなげます。
1,469kwh x 0.379 = 557kg
→杉の木35本分が年間に吸収するCO2排出量に相当
01. RoHS指令対応製品の採用
RoHS指令は、電気・電子機器をリサイクルしやすくするための基準です。人や環境に影響を与えないように、有害物質を非含有とさせることを目的として制定されており、当社は積極的にRoHS指令に対応した製品を採用しています。
02. 工場全体のLED化
工場内の照明について、水銀灯からLEDへ切り替えを行っています。水銀灯によるCO2排出を削減することで、生産活動内でのエネルギー消費を抑えています。
03. 電力消費の抑制
デマンドコントロールシステムを用いることで、電力の見える化を図っています。見える化を通して事業で仕様している電力量を調整し、ムダな電力消費を抑制します。
04. 産業廃棄物の削減
製品生産工程で発生する産業廃棄物を適正に処理しています。産業廃棄物の排出抑制とともに、適切な分別をすることで資源循環の促進を図っています。
今後もサステナビリティへの取り組みを
ハーモは強化していきます