ハーモが目指すこと
国内唯一の周辺機器総合メーカーとして
顧客満足度No.1企業を目指しています
- 発生した問題は、その日の内に手を打て
- 納期のないものを優先し、定められた納期は死守せよ。
- 意見は堂々と、行動は敏速であれ。
- 失敗も命懸けでせよ。
- 知恵は財産、労働は食糧と思え。
- 業界における「顧客満足度No.1企業」になる
- お客様からなくてはならないと言われる「オンリーワン企業」になる
- 「全世界で認知されるハーモブランド」を構築する
1962年、長野県岡谷市湖畔において信越電子産業(株)として発足し、一般自動制御装置の開発・製造・販売を開始。その2年後にはハーモ電機(株)と改め、繊維業界を主体とした自動制御装置を開発しました。
その後、1969年には現在のハーモの成形品取出しロボットの始まりである成形品自動取出し装置「ATOM」が開発されました。これがきっかけとなり、射出成形機用のロボット開発に力を注ぐことがこれからのプラスチック業界の役に立つのではないか、と視点を変えて考えることにつながりました。
販売ネットワークの拡大
1972年、株式会社ハーモと名称を改め、また、射出成形機用の取出しロボットの生産増強と同時に、販売ネットワークの拡大に乗り出しました。
「実際にその場に行って、現実をみなければ本当のものづくりはできない」という考えから、徐々にネットワークを拡大しました。
身近な存在になり、製造と販売だけでなくサービスまで提供することで、お客様に安心感を抱いていただくことにつながったのです。
製品のブランド力向上
第一次オイルショックの影響で工業界から真鍮が消え、その代替品としてプラスチック製の空圧継ぎ手の研究開発に着手し、その中で関連グループ会社の(株)日本ピスコが産声をあげました。
取出しロボットとプラスチック製の空圧継ぎ手が両輪となり日本全国に送り出した製品は、会社の評判やブランド力の向上につながり、国内のネットワーク拡大とともに、海外への展開も進んだのです。
1990年代初頭、バブル経済が弾け、ハーモの売上もおよそ半分にまで落ち込みました。この窮地の中、新しく開発に専念するための会社として(株)ハーモ総研を立ち上げました。
この時に研究開発されたのが、「粒断機」です。従来用いられていた粉砕機では難しかったプラスチックの端材を再利用できる粒断機は、来たる環境の時代に先駆け、窮地を救う光明になったのです。
ポジションを確立
(株)ハーモ総研で開発された粒断機を2000年に製品化。
また、生産現場の声をヒントに、自動ストック装置や除湿乾燥機などの周辺機器も開発されました。
さらに、2009年には産業用ロボットを扱う事業者向けの特別教育である「ハーモスクール」を開講。
市場ニーズに合わせた機器開発・販売と販売後のサポートを充実させ、「射出成形周辺機器の総合メーカー」というポジションをより確かなものにした時代でした。
2017年、総合メーカーであることの付加価値をさらに高めるため、「トータルリンク」というシステムが開発されました。射出成形周辺機器をつなぎ、一括で設定・起動・管理することで、自動化・品質向上・コスト低減を実現するシステムです。生産現場の声に向き合い、60年以上の研究開発の歴史と経験を持つハーモだからこその発想から生まれました。
「モノではなくコトを売る」という言葉のように、お客様のお困りごとに応えるため、たゆみない努力を続けています。
目標を共有する仲間とともに
私が入社したのは1990(平成2)年、バブル景気がはじけた直後でした。大幅なリストラを行ったり、メインバンクが潰れたり、大変な状況がしばらく続きました。
父から会社を引き継ぎ、社長になったのは1998(平成10)年。ようやく赤字を脱却し、会社を立て直すために、残った社員で力を合わせ、新たな開発に取り組みました。
その時の経験のおかげで、どんな時も目標を共有して協力しあえば、なんとかなると思えるようになりました。それは社内に限らず、取引先など社外の方との関係でも同じです。大切なのは関わる人がチームとなって一緒に前に進むことです。
お客様の信頼と満足を得るために
1996(平成8)年に、ハーモは業界に先駆けてISO9001の認証を取得しました。
ISO9001は品質管理の仕組みに関する国際規格ですが、製品やサービスをお客様に安心・安全に使っていただき、満足してもらうことを目的にしています。その考えがハーモの基本方針「お客様の信頼と満足を得ること」のベースになっています。
仕事においては、お客様の求めることを形にし、満足していただかなければなりません。
そのためには現場に足を運び、自分の目で見て、お客様の声を聞く必要があります。その姿勢は営業に限らず、開発の人間にもいえること。成すべきことへの確信をもってはじめて、魂を込めた仕事ができるはずです。
誇りをもって世界で求められる存在に
ハーモは国内唯一の射出成形周辺の総合メーカーとして、国内にとどまらず海外にマーケットを広げています。
そこで実感するのは「メイド・イン・ジャパンは求められている」ということ。だからこそハーモは、長野でのものづくりにこだわり、ここから勝負をしかけていきます。
社員一人ひとりの成長が、会社の成長につながります。そのために自ら考えて動き、自分のやるべきことを見出し、さらに自分の仕事に誇りをもたねばなりません。
それが仕事をする喜びであり、お客様の信頼と満足につながるのだと、私は信じています。